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1on1系ドリル【Transition Drill: 3 v 2 : Initiate from behind after 2 passes】
このドリルでは1on1をかけている時に自分のマークマンの奥にいるスライドをみることができるような視野を広げる練習です。
ドリルの行い方
①フィーダーがGLE(Goal line extendedの略)の上にいる二人のオフェンスにパスを出す。
②三人でパス展開を行い、二つ目のパスを受けたオフェンスがX(ゴール裏)に行き、オフェンスを始める。
③攻撃を始めるプレーヤーは1on1をかける。
④ボールマンのマークマンはあまりプレッシャーをあまりかけず、ついていく程度でよい。
⑤ボールマンはディフェンスのスライドが来なかったらそのままゴールに向かい、スライドが飛んで来たら空いている味方にパスを出す。
注意すべき点
◎オフェンス(ボールマン)
・スライドを確認しながらパスをしてほしいので1on1をかける前に味方にパスを出すことはしない。
・まずはゴールに向かうことを意識する
・すぐ視野を取ることは難しいので最初は自分の目線が下に行かず常に前を向くことを意識する。
・1on1をかけている時にスライドが飛んできていることが確認できたら、そこでパスを出すだけでなくロールの選択肢を持ったり、セカンドの位置を見たりする。
◎オフェンス(オフボール)
・自分のマークマンがスライドでとんだ時はボールマンに聞こえる声で呼ぶ。
・オフボールはディフェンスの裏をとる動きを意識するよりは、自分がどの位置にいればスライドが飛びづらいのかを考えながら位置取りをすることを意識する。
◎ディフェンス
・普段よりも積極的にスライドを飛ばす。飛ぶときは二枚のディフェンスでコミュニケーションをとる。
・一枚のディフェンスが飛んだあと、二枚目のディフェンスがセカンドを作れるようになることができれば良い。
コメント
1on1をかける時、まずはゴールに向かって強い1on1をかけることが大切です。しかし一年生の試合を見ているとスライドに潰されて簡単にボールダウンしてしまう光景をよく見ます。その原因となるのは1on1をかける時にマークマンしか見ていないことにあります。今回はある程度1on1が強くかけられるようになり、その時に視野を取るための最初の練習だと思っています。少し難しいメニューだと思いますが、これを通じてホットとの駆け引き、セカンドまで見ることができる視野を高めてほしいです。1on1をかける前にキャリアの奥の相手が見えているかという事を周りの人やコーチは口酸っぱく言ってあげる事が大切だと思います。
参考サイト
この記事を書いた人
KomiyaTakayoshi