ゴーリー自主練メニューのスキル編をご紹介。フィジカルもスキルもオフ期間だけでなく、シーズン入ってからの春練期間でも活かせると思うのでぜひ参考にしてみてください。
目次
ジャグリング
ゴーリーの自主練鉄板メニューといえばこのジャグリングですね。
ジャグリングといっても大道芸のように5個や6個のボールを自由自在に操る必要はありません。
いわゆるHand-eye-coordinationを高めるものです。
「視界的なシステムがインプットした情報を整理し、筋肉の動きをコントロールするシグナルを出す」一連のプロセスをハンド・アイ・コーディネーションと称する。 (http://dearfootball.net/article/238)
専門的に言うと上のようになりますが、簡単にいえば「目で見たボールに対して適切に(瞬時に)手を動かす能力」って感じですね。笑 3個で100回連続は余裕でできる位にしておきたいです。
もし3個のジャグリングなんて余裕すぎて飽きちゃった!という方のために、3個でできる凝ったジャグリング動画を見つけたので、ぜひチャレンジして見てください!
HOT POTATO
これはセーブの時のリバウンドを軽減するためのメニューです。
やり方はいたって簡単。ラクロスボール(家の中でやるならもっと柔らか目がいいかも)一つと自分以外にもう一人、いなければ少し高めの壁があれば良いです。
ボールを片手で持ってそれをもう一人か壁に向かって投げて、戻って来たらそれを一瞬だけさわってまた相手(壁)に投げ返すっていうのをひたすら繰り返します。
この「一瞬だけ触ってすぐ相手に返す」という部分で重要になって来るのが「手首でのボールの吸収」です。実際にセーブする際も手首を完全に固めてクロスの面に「当てる」よりかは「吸収する」ことができれば、無駄なリバウンドもなくなり、すぐに速攻が狙えます。私は普段20回連続で出来たら次のメニューに移るって決めてやっていますが、名前の通り”HOT POTATO(熱々のじゃがいも)”を扱っているようなイメージ(笑)と、ボールをしっかり見つめて「素早く手首で吸収する」感覚を持ってやってみてください。
壁打ち(クリア)
これはゴーリーだけではなくてラクロッサー共通の王道メニューですね。もちろん相手がいるときは壁じゃなくて相手とパスキャッチをすることをお勧めしますが、隠れてオフ中うまくなっちゃいたい!みたいな人は一人でも壁さえあればできます。笑
ただ壁に対峙して壁に向かってボールを投げる「例のやつ」ですが、やり方しだいで色々な工夫ができます。
ゴーリーとしていいなと個人的に思っているのは、壁から15~20mくらい離れて、壁に一辺15cmくらいの四角形を描いてそれをめがけてひたすら投げ続けます。精度の高いロンパが出せるゴーリーってそれだけでかっこいいですよね。
あとはゴーリーだからと言って左右どちらかに絞ってしまうのも勿体無いと思います。右手だけでしか投げちゃダメというルールはないし、クリアでライドに寄られた時も、持ち替えて逆の手でもクリアできるゴーリーってすごくカッコ良いので、両利きゴーリーを目指してみてもいいと思います!
壁打ち(セーブ)
これは同じ壁打ちですが、先ほどのスロー(クリア)ではなくて、セーブに特化した壁打ちです。
1人だけの時
今度は結構近めに(壁から5mくらい)立って、自分で壁に向かってシュートを打つイメージで壁当てします。跳ね返ってくるボールが自分の体の前やオフヒップ、オンサイドの下などシュートアップの時のシュートコースに来るように調節しながらやってみてください。
2人いる時
先ほどと同じくらいの距離に自分が立ち、もう一人に自分の5~8mくらい後ろに立ってもらいます。その人に後ろから自分の頭を超えて壁にボールを当ててもらい、その跳ね返りを自分でセーブすると言う感じです。
イマイチイメージがつかめないと思うので、動画を載せます!
オフヒップ攻略練
これは特に名前とかついてないのですが、ボトムハンドでクロスと体を「リード」してオフヒップサイドのボールを止める感覚をつかむのに良い練習です。
やり方は簡単。普段のシュートアップのような時に、両足で立つのではなくて両膝を地面につけて構えて、シューターに「オフヒップ下(6.9番)打って」と伝えるだけです。
足は使えないのでクロスをいかに素早く動かすかという部分に注力します。
この時に大切なのは「ボトムハンドでクロスをリードする」こと!
オフヒップのセーブをした時に両肩がシューターと平行になっていればほぼ正解です。
逆にセーブをした時に上半身がゴールのポールに対峙していたら、もう少しボトムハンド主導でクロスを最短距離で動かすことを考えて見てください。
前回のフィジカル編の記事にも登場しましたが、Scott Rodgersもこの練習を紹介しているので参考のために動画を載せておきます。
【動画発信者のプロフィール】
laxgoalie_japan(ラックスゴーリージャパン)
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