【男女ラクロス共通】数的有利の練習メニュー

今回は人数有利のブレイク練習方法をご紹介します。
男子ラクロスも女子ラクロスでもこちらの練習は可能です。
普段からオーソドックスなカナディアンはやっているが、これからブレイクの練習メニューを増やしたいチーム、フルフィールドの練習のバリエーションを増やしたいというチームにおすすめしたいと思います。

3on2 シュートドリル

この練習は、広い練習場所が取れなくても、人数が少なくてもできる人数有利の練習メニューです。

人数有利なので、速い展開で確実にシュートを決めることを意識しましょう。
1. リストレラインに縦にOF・DF・OF・DF・OFの5列を作ります。
2. ボールがOFに出たら3on2のスタートです。
3. リストレラインからだけなく、ゴール裏から同様にしても3on2の練習ができます。

・DF側は常に2on1が作られている状況なので思い切ってスペースを潰しに行き、スキップパスをさせるなど試合同様に駆け引きをしてください。パスカットすることが重要ではなく、ボールをどちらかのサイドに寄せさせることや、DFの運動量を増やすことが大切です。
・OF側はゴールに近くなりすぎないように、こちらも試合を意識して広さを維持してください

人数有利の練習3種類

この練習メニューは、試合同様の流れや勢いをつけたFastbreakの練習メニューです。

1種類目:ハーフコートでの4on3

リストレラインより下にATとDFが三角形を作り、MFがハーフ付近で並びます(0:16~)
1. ハーフラインから全力で走ってMFがGBを拾いブレイクを作ります
2. すでに三角形の形を作っているので、DFは動きの確認をします

2種類目:フルコートでの4on3

リストレラインより上にATとDFが並び、MFがもう片方のコートのアタックエリアライン付近に並びます(3:22~)
1. アタックエリアライン付近のMFが全力で走り出し、GがそのMFに対してオーシェルパスを出します
2. リストレラインに並んでるATとDFはFastbreakの攻める準備・守る準備をします
3. ボールを持ったMFがハーフを越えて、4on3の人数有利ができます
4. これを両サイドから行うと、行きと帰りで練習できるため回数が多くできます
※GからMFへのパスは試合同様に厳しいパスを出し、またMFは全力で走らないと意味がないです

3種類目:フルコートでMFのパスからの4on3

リストレラインより下にATとDFが並び三角形を作る、MFがもう片方のコートの両方のアタックエリアライン付近に並びます(7:13~)
最初にGからパスをもらうMFを1MF,1MFからパスをもらって4on3を作るMFを2MFとします
1. アタックエリアライン付近の1MFが全力で走り出し、Gがその1MFに対してオーシェルパスを出します
2. 1MFが走り出したと同時に、2MFも走り出し、グラウンドの中心を走るようなコースを全力で走ります。このとき、2MFはハーフを越える前に、パスをもらうことが望ましいです。
3. ボールを持った2MFがハーフを越えて、4on3の人数有利ができます
4. 1MFはパスを出した後、1MFは後ろに並びなおすか、2MFの列に並びます
5. これを両サイドから行うと、行きと帰りで練習できるため回数が多くできます

※2種類目と同様に、Gから1MFへのパスや1MFから2MFへのパスは厳しいパスを出し、MFは全力で走らなければいけません
動画の中ではATとDFの動きはあまり書かれていなかったですが、ATとDFもスタート地点を変えれば動きが多くなり、より試合に近づくと思うのでいろいろ試してみてください!!

以上、人数有利の練習でした。ぜひ練習に取り入れてみてください!

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